2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
雨降りのおとを聴いているまよなか。 ねむれなくなりました。 だからたからばこに仕舞っているおはなしたち、 みたいなことを話そうと思います。 ひとつは 10個、歳の離れたふたりのデートのはなし。 お父さんとお母さんがまだお父さんとお母さんじゃなか…
きのうの夜。 なんだか心細くて、ゆっくりと不安で、 部屋から外を見てみたら、半月くらいの月がまっすぐ浮かんでいて すこし星も見えて、空が綺麗だった。 だから、こんなときは、どうしてあげたらいいのだろうって思って 一日を、もう、終わらせることにし…
うれしいがおおき過ぎること。 例えば名前を呼んでくれたことや、目を合わせて話しかけてもらえたこと。 そういうことを特定の人だけじゃなく嬉しくなって私は日記に書いたりしちゃう。 そういうことが、きっと私はおおき過ぎるんだってなんとなくずっと気付…
朝から雨に濡れた。 手紙を三通書いた。 郵便局に二回行った。 欲しかった切手が買えた。 長い日記を書いた。 文章を書くことが好き。 日記を書いているとき、楽しい。 文通も、大好き。 そのために切手を集めているのも楽しいし 送るとき選ぶのも嬉しい。 …
すごく、傷付いている。 ひとりで勝手に傷付いている。 わけがわからないけれど、ひとりで、勝手に。 帰ってきたらポストにぎゅうっと無理矢理詰め込んだみたいに封筒が入ってた。 頼んでいた可愛いお気に入りの絵柄の包装紙だった。 悲しくなった。 久しぶ…
一日本を読んで過ごしたらすごく楽しかったしすごく疲れてしまった。 綺麗なものだけを見ているのは簡単なことだと思う。 自分の感情を全部綺麗なものっていうフィルターにかけて見続けることも出来る。 だけど私は綺麗なものだけを見ていることはしたくない…
今日はとある場所で五分間のスピーチをする機会をいただきました。 その一部と、5分で収まらなかった言葉たちをここに書いておこうと思います。 ”今日は、初めて、こうしてみなさまの前でお話をする機会をいただきましたので、ここに来ていて嬉しいことをお…
一枚の写真ばかり見て過ごしている日々があった。 大好きな人とショートケーキが写った写真。 後ろは部屋。 無かったことになることばかり恐れていた。 みんな知らないから。 ふたりしか知らないことをひとりで知っていても 怖くなるだけだって知った。 ふた…
おしえてもらうこと ってその人の持ってるものを分けてもらうみたいで嬉しい。 その人の時間を自分に使ってくれているというだけで とても大事な時間に思えるし、 きっとそこまで深く考えずにしてくれているのだろうけど 私はこの大事な時間からもらえるもの…
小説の中に”自分”をみつけることがある。 そのとき、「知っていたのに、知らなかった」と思う。 大きな図書館で歩いていてみつけた小説の中に あまりに「知っている」”自分”を見つけて迷いなく借りた。 その小説はずっと前から出会っていたのに、どうしてか…