はだか

 

 

今日、全身鏡で、自分の裸を見てみた。

 

本当にすっぽんぽんで、鏡の前に立った。

 

お風呂場には小さな鏡しかないし

自分の裸の全身と向き合うことなんてない。

 

なんとなく、拭き掃除をして、

ピカピカになった床の上だからか

 

おひるまにシャワーを浴びることがないからか

 

すっぽんぽんの自分を見た。

 

思いがけず、きれいだった。

 

まっしろで

 

おしりを見たら、驚いた。

 

思いがけず、綺麗だったから。

 

まっしろで、ちいさくて

少したるんでいる。

 

なんだかちょっと可笑しくなっちゃうような

うれしいきもちになっていた。

 

銭湯でたくさん見てきた、素敵な女性たちのおしり。

 

わたしも、そんな”女性”たちに、近づいてる!

 

ずっと子供のようなきがしていた。

素敵な女性のおしりは、強くてたくましくて、愛しい。

ずっと守ってきたものがあるような

ずっと闘ってきたような

かなしいことも、苦しいことも

受け容れてきたようなうつくしさだと思っていた。

 

わたしもそんな女性たちに、近づいてる!

 

うれしい。

 

 

私のからだはうつくしい。

だって、ここまで来られたのだもの。

 

じぶんとハグしよう。

ぎゅーっと抱き締めよう。

愛しい人にするみたいに。